矯正治療の費用や料金についてもわかりやすく説明する東郷町の歯科です

まず、インターネット等で、近くの矯正歯科をチェックします。その後、クリニックに電話やメールで予約を入れます。使用する矯正装置、その治療期間、コスト、治療の可能性と限界、歯並び治療の良い点・悪い点、医療費控除等、治療途中で転勤などがあった場合の対応など、初診相談で聞きたいことを事前にまとめておくと良いでしょう。｢どこに相談に行っていいか分からない｣という場合は、信頼できる歯医者さんから紹介してもらうのもおすすめです。

予約の時間に矯正歯科医院へ。歯並びや噛み合わせなどを、まずは診察してもらいます。その際に、先生から歯並びの悩みや全身の健康状態について質問されます。初診相談は基本的に｢患者主体のカウンセリング｣。遠慮せずに抱えられている悩みや疑問、不安点をきちんと伝えることが大切です。初診に要する時間は30分程度です。
この段階で治療の決意が固まってきたら、精密検査の予約をいれます。もし、治療することに迷いがあるなら、他の歯科医院で検査を受けるのも良いと思います。

今後の治療計画を立てるための精密検査として、歯と顔のＸ線(パノラマやセファロ)の撮影、顔と口腔内の写真撮影、歯型の再得などを行っていきます。その検査の目的を、あらかじめ聞いておくと良いでしょう。精密検査にかかる時間は約30分程です。クリニックによっては、精密検査を2回に分けるところもあります。検査終了後に、結果を聞くための予約を入れる場合もあります。

セファロ
認証番号：226AIBZX00015000
販売名：KAVO 3D eXam+
製品名：KAVO 3D eXam+ セファロ
保険適用希望者：カボデンタルシステムズジャパン株式会社
医療機器の区分：歯科CT撮影装置

先日の精密検査の結果をもとに、担当の先生から治療計画の説明を受けます。この段階で、疑問や不安に思ったことは遠慮なく聞きましょう。そして、治療計画や特に治療費内容、支払い方法などの説明を受け、ご本人が納得をしたら、いよいよ矯正歯科治療のスタートです。この段階ですぐに矯正装置を選ぶなどして今後の治療に備えます。矯正歯科医院とは、この時点で診療契約を結ぶことになります。

治療計画が決定したら、治療に関して非常に重要なブラッシングの指導や歯のクリーニングなどを受け、これからはじまる矯正歯科治療に備えます。また、叢生などで抜歯が必要なケースや、虫歯・歯ぐきの病気があるケースでは、事前に一般歯科や口腔外科などで適切な処置を受ける必要があります。もし、行きつけの歯医者が特にない場合は、医院から紹介してもらえます。

患者様の噛み合わせや歯並びの症状によって異なりますが、矯正装置はまず上の歯列のみ装着し、数ヶ月後に下の歯列にも装着することが多いです。装着して数日は異物感や痛みがありますので、食事の際、硬いものは避け、シチューやグラタン、うどんなど、食べやすく栄養のあるものをゆっくりと食べましょう。痛みが強い場合は、塩水を口に含んだり、歯ぐきを指でマッサージすると、歯根周辺の血流がよくなり楽になります。また、鎮痛剤を服用する際は痛みだけを止める鎮痛剤を利用しましょう。

装置のワイヤーの調節や交換を行いながら、時間をかけてゆっくりと歯を動かしていきます。治療期間中は先生の指示を守ることが本人の目指すゴールに速く近づく秘訣です。基本的に矯正歯科は予約制なので、決められた時間に遅れないことが重要です。また、通院する前にはブラッシングをしておくことも患者としてのマナーのひとつです。この動的治療は、症状によって差があるものの、一般的に2～3年。その間の通院は、通常月に一度。
通院時に次の通院の予約をいれるので、手帳をもっていくとよいでしょう。ワイヤーの下など、普段のお手入れの行き届かないところをきちんと磨いてもらいましょう。

マルチブラケットをはずし、動的治療が終了した後は、リテーナーをつけます。これはきれいに並んだ歯をその位置で安定させるための装置。通常、リテーナーは動的期間と同じくらいの装着期間が必要とされていますのが、なかには「リテーナーは歯のパジャマとして、毎日寝る時につけていたほうがいい」という先生も。マルチブラケットが取れたら矯正歯科治療は終わりでなく、整った歯並びを長く保つためにもリテーナーは真面目に装着したいもの。この間は、通常3ヵ月から6か月に一度のペースで矯正歯科に通院し、経過観察してもらいます。

矯正治療が終了しても、1年に一度くらいのペースで矯正歯科の定期検診を受け、きれいになった噛み合わせや歯並びをキープしましょう。